子供の頃のホラーな話をひとつ

あれは小3の大みそかのことです

恒例の大掃除を家族でしていました。
そう午後の2時頃、わたしは台所で古新聞や雑誌をまとめていましたが、裏庭の洗い場から母が呼ぶ声がします。
「は~い」と返事をしながら裏口のドアを開けると、なぜだかドアの横にある棚の上の花瓶に目がいったのです
と、突然花瓶がグラグラと揺れ、地面に落ちていったのです

勿論、わたしは花瓶をさわってもいないし、風で落ちるような場所に置いていたわけでもありません
ドアを開けると左側の棚が見えるという位置ですので、ドアが当たるはずもありません

わたしは、揺れながら落ちてゆく花瓶をきょとんと見ていました

花瓶の落ちた音に驚いて来た母に、わたしは目の前で起こった事を言ったのですが、勿論信じてもらえるはずもありません
結局、わたしのせいにされ、叱られて大泣きをしながら花瓶の片づけをさせられました

大掃除も終わり、夕方になって兄と居間のテレビを見ていると、隣の和室から「おじいちゃんが死んでる!」
という声とともに母が飛び出してきました

夕食を持って母が行くと、もう冷たくなっていたそうです

それからすぐにお医者様が来て、祖父を診てくれたのですが
「亡くなったのは数時間前になりますね」との言葉
母とわたしは顔を見合わせました
祖父が居た場所からは、縁側を挟み花瓶のあった棚の横を通り、裏木戸に向かうことになるのです

あれが祖父のメッセージなのかはわかりません

ただ小3女子にとっては、その不思議よりも、葬式の為に1月2日の誕生会がつぶれ、バースデーケーキが葬式饅頭になった事のほうが、よっぽどホラーな出来事だった事はいうまでもありません


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